【うたってみた】低価格録音用マイクのおすすめ【バンドデモ】

2019年11月24日日曜日

ミュージシャンお役立ち情報 機材レビュー

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みんな大好きマイクの記事です。

バンドのデモやYouTubeへの歌ってみた投稿。現代のミュージシャンにとってホームレコーディングは今や必須!!筆者である店長のTATSUYAが実際に使ってみたりした感想を交えて紹介していきます!



まずマイク以外の機材持ってますか?

この記事に興味を持っているという事は、何かしらの録音機材を持っていることと思います。マイクで録音するには、基本的にはオーディオインターフェースという録音用の別機材が必要です。
うたってみたやってみたい!という方は、他に買うものがありますので予算をマイクに全振りしちゃダメですからね!!

コンデンサーマイクには電源が必要です。

また、今回紹介するのはほとんどがコンデンサーマイクという種類のものになります。別途ファンタム電源という電源が必要になります。この電源は最近のオーディオインターフェースには90%くらい搭載されています。
これから揃えるよ、って方は一応気をつけてください!

ちなみにコンデンサーマイクというのは、この記事のトップ画像に貼り付けてある、いかにも録音します!みたいな見た目のマイクの事です。

コンデンサーマイクに拘る必要はないかも

一般的にはコンデンサーマイクはふつうのステージで使うマイク(ダイナミックマイクと言います)よりも繊細に音を拾ってくれると言われています。繊細という事は周囲の音をたくさん拾うという事でもあります。冷蔵庫やエアコンや、近くを通る車の音なんかも拾ってしまうので、ダイナミックマイクを使うというのも手です。
プロのミュージシャンでも録音でダイナミックマイクを使うという人もいたりします。ダイナミックマイクのおすすめはこちらの記事でも少し紹介していたりします。

低価格コンデンサマイク大体同じ説

たまにネットのレビューで言われている都市伝説のようなこの話。「1万円~3万円のコンデンサーマイクはどれ買っても大差ない。」この話はそもそも本当なのでしょうか?

実はちゃんと検証されてたりします。

海外のRecording Hacksというサイトで、世に出ているマイクのほとんどの中身が公開されており、また検証されています。私はこのサイトにはかなりお世話になりました。マイクのデータだけでなく、マイクの改造方法までご丁寧に載せてくれています。
このサイトの情報を見ると分かるのですが、低価格マイクのほとんどは3種類ぐらいに大別されてしまいます。低価格で作れるマイクは中身の回路(機械の部分)が3種類ぐらいしかないんですね。メーカーにより細かい違いはあれど、電気的には本当に同じだったりするんです!
私はひねくれているので、そんな中から今回は割と個性的なものをピックアップしています!

では本編へどうぞ!

大穴、iphone5


いきなりマイクじゃねーじゃん!

実はiphoneの5sより昔のモデル、角ばっているiphoneの備え付けマイクはすごく音がいいんです。これは私自身も検証しましたが、下手に低価格マイクで頑張るよりも音はいいです。
某有名プロデューサーが、iphone4の時代にマイクの音質をほめていたり、海外の有名ミュージシャンもスタジオでレコーディングした後に間違いに気づいて一部をiphoneに差し替えたりしています。
今ならiphone5より以前のモデルは中古で安く手に入ります。GarageBandという純正アプリにパソコンから伴奏を転送して、そのまま歌って編集はパソコンで行う。そんなレコーディングもアリでしょう。
注意としてはイヤホンマイクを使うとイヤホンマイクのマイクを使ってしまうので、ただのイヤホンを刺してレコーディングする事
ちなみに今回紹介するマイクの中で一番周りの音を拾います!!そこだけが残念なポイント!

古いiphoneあなたのそばで眠ってませんか?

定番RODE NT-1




今までの記事同様、サウンドハウスさんの方が安いですが大人の事情でAmazonのリンクです。これ、数あるマイクのなかでも雑音が極めて少ないんです!マイクも機械なのでマイク自体が雑音をほんの少しだけ出しているのですが、このマイクはこの世にあるマイクの中でトップクラスに雑音がすくなく、また音もいい。
私が某スタジオでプロのボイスレコーディングに立ち会った時のマイクがこれでした。実は音楽以外ではプロの現場でもたまに使われています。
欠点としてはマイクが素直過ぎるので、面白みに欠けるというところでしょうか。女性だと耳に痛い音になりやすいです。

定番Behringer B-1



日本、海外ともに人気のB-1。さらに機能が増えたB-2PROという機種もあります。購入の際はお好みでどうぞ!
こちらはぶっちゃけ他の低価格マイクと同じと言われる機種の代表格でもあります。理由は前述の通り。その中でもベリンガーさんは品質が安定しているとの評判。あと値段も少し安いですね。この手のマイクは音が派手になり、オケからも抜けやすい声が録れます。そういう意味では初心者でも扱いやすいマイクと言えるでしょう。
という説明を色んなサイトで見かける事でしょう。
定番はいいものなのです。

定番MXL V67G



マイク単体の緑色のV67と、上記リンクのHEという必要なセット全部入りの超お得セットの2つがバリエーションとして売っています。このマイクは他とは一味違います!というのもプロの録音で定番とされている某マイクに中身を似せてあるから!
あっちは約30万、対してこっちはマイク単体なら1万前後。30倍の価格差です!
もちろんそのまま同じという訳にはいかず、パーツのグレードやらなんやらが落ちているのですが、その音にはパワーとあたたかみがあり、まさにボーカル向けといった感じ。音がキンキンしがちで悩んでいる人にはもってこいです!
私も一台持っていますが、非常に個性的なマイクです。

大本命CAD GXL2200



日本での人気、ありません。
まず楽器屋さんに置いてません。これだけサウンドハウスさんにないんですよ!Amazonでも値段よく変わりますしよく売り切れます。が、欧米諸国では大人気!中の部品の品質もよく、音もいい。改造したくなった時も簡単に改造出来る(欧米諸国ではマイクの改造めっちゃ多いんです)と、文句のつけようのないスペック。
音はまろやかになったB-1といった感じ。だって回路似てるんだもん。

実は今回の記事の中では一押しだったりします。

ちょい高価Electrovoice RE320

これは実はダイナミックマイクです。ここまで商品リンクばかり(で飽きた)のでYouTube動画でも貼り付けようと思います。Amazonでは6万前後ですが、市場価格は3~4万と言ったところ。

実はこのマイク、数々の名レコーディングで使われたRE20というマイクの後継機。この動画から分かるように、正面以外からはびっくりするほど音を拾いません!おかぁさんの「ご飯出来てるわよ~」が録音中に入る危険性を減らせます!!
このマイクの元になったRE20は放送用に作られたマイクなのですが、いい音で録れるマイクという事でボーカルから楽器までマルチに使われるようになりました。
ちょっと値は張りますが、正面からしか音を拾わず、楽器にもマルチに使え、電源も要らない。そんなマルチなマイクなので値段からするとアリなのではないでしょうか?

まとめ

以上、ひねくれたマイク紹介でした。この記事で当店でライブする人の物販が潤ったり、YouTubeで超絶人気者になってお店がパンクするほど人で溢れてしまったり
そんな日が来ることを願っています。




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